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犬の病気 消化器

犬の病気 消化器

ここでは、犬がかかりやすい消化器系の病気「ジアルジア症、コクシジウム症、回虫症、鉤虫症、糞線虫症、エキノコックス症、虫歯、歯周病、胃潰瘍、腸閉塞、爪実条虫症、胃捻転(胃拡張)、口蓋裂」について解説します。

ジアルジア症

ジアルジア症とは、鞭毛虫類の「ジアルジア原虫」が小腸に寄生して起こる病気です。
ペットショップやペットサロン、ブリーダーなど、多数で犬を飼育している場所の集団感染として発症するケースがしばしば見られます。

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コクシジウム症

コクシジウム症とは、コクシジウム類「イソスポラ」という原虫が小腸に寄生して起こる病気です。
生後まもない幼犬に発症する場合が多く見られます。犬から人には感染しません。

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回虫症

回虫症とは、犬回虫という寄生虫が犬に寄生して起きる病気です。別名「トキソカラ症」とも呼ばれています。

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鉤虫症

鉤虫症とは、体長約2cm程で白い色をした「鉤虫」という寄生虫が腸内に寄生して起こる病気です。
1歳以下の子犬に発症するケースが多く見られます。

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糞線虫症

糞線虫症とは、寄生虫である「糞線虫」が小腸に寄生して起こる病気です。多頭飼いなど、犬が集まって生活している場所での感染が多く見られます。

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エキノコックス症

犬のエキノコックス症とは、別名「多包条虫症」とも呼ばれ、寄生虫「エキノコックス」が寄生することで発症する病気です。国内では北海道で多く見られます。

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虫歯

虫歯は、歯垢に含まれる細菌が、炭水化物を発酵し有機酸を生成する事で起こります。
犬の口の中は細菌が繁殖しにくいので、人間と比べると虫歯の発生率は少ないのですが、全くかからないわけではなく、近年、犬の口腔内疾患の約7%は虫歯が占めると考えられています。

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歯周病

歯周病とは、歯肉炎や歯周炎の事を言います。加齢により歯垢や歯石がたまりやすくなり、細菌感染への抵抗力も低下していくことから、歯周病は成犬病の一種と考えられています。

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胃潰瘍

胃潰瘍とは、胃の粘膜が何らかの刺激でただれ、炎症が進行し悪化した状態を言います。

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腸閉塞

腸閉塞とは、飲みこんだ異物や、腸管内での寄生虫発生やヘルニア、腫瘍など何らかの原因で腸がつまり、機能が低下してしまう病気です。腸が完全に詰まってしまうなど症状が重い場合は、命に関わることもあります。

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爪実条虫症

瓜実条虫症とは、別名「犬条虫症」とも呼ばれ、瓜実条虫というウリの種が連なっているような形をした寄生虫が寄生して起こる病気です。瓜実条虫は、ノミやシラミを媒介し犬に感染します。人にも感染する可能性があります。

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胃捻転(胃拡張)

胃捻転とは胃拡張とも呼ばれ、ねじれを起こした胃の内部で、ガスがたまり発酵する事で起こる病気です。
発症すると、食後1〜4時間以内で胃内にガスや胃液が充満し、最悪の場合には死に至るケースもあります。
特に大型犬のオスに多く発症すると言われ、かかりやすい犬種としてはジャーマン・シェパード、コリー、ボクサー、グレート・デーン、セント・バーナード、ドーベルマン、ボルゾイなど。ただし、まれにダックスフンド、ペキニーズ、コッカー・スパニエルなどの小型犬でも発生する事があります。遺伝的要素が関連していると言われています。

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口蓋裂

口蓋裂とは、口腔と鼻腔とを分けている「口蓋」が癒合せずにつながり、穴があいている状態をいいます。
口蓋裂は特に短頭種に多く見られ、かかりやすい犬種としては、チワワ、フレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリアなどが挙げられます。

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