犬の病気 感染症 Q熱

Q熱

Q熱とは、「コクシエラ・バーネッティ菌」と言うリケッチア(生きた動物の細胞内でしか増殖できない小型の細菌)の感染により発症します。主に牛、羊、山羊などに多く発症し、犬や猫、哺乳類、鳥類、人間にも感染する可能性のある病気です。

Q熱の原因

Q熱の原因は、主に「空気感染」が最も多いと考えられており、既に感染している動物の尿や糞などに接触して起こる接触感染や経口感染でも起こる場合があります。マダニに刺されて発症するケースもあります。

Q熱の症状

Q熱にかかっても症状はほとんど見られる事はありませんが、まれに発熱や、メスでは流産や子宮内膜炎、不妊症など繁殖の障害になる症状が見られます。一度感染すると、比較的長期に渡り感染源となる母乳や糞を排出します。

Q熱の治療

抗生物質を約1ヶ月投与する事が、Q熱の最も有効な治療方法です。

Q熱の予防

Q熱の予防法で明確なものはありませんので、早期発見・早期治療を心がけましょう。
日頃から生活環境を清潔にし、散歩の際は 感染源が繁殖するような場所には極力近づかないようにします。