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犬と肥満 犬の肥満チェック

犬はぽっちゃりしている方が、愛嬌があって可愛いと思っている飼い主さんは意外に多い様です。
しかし、現在国内で飼われている犬の約5割が、肥満の傾向にあると考えられています。
人間と同じ様に、犬も肥満が原因となって様々な病気を引き起こします。 犬の健康維持のためにも、犬を肥満体質にさせない事は飼い主の重要なつとめです。

犬の肥満 チェックポイント

視覚的、または犬に実際に触れて確認できる、肥満のチェックポイントです。参考にしてみましょう。

● あごのラインがぼやけ、のどにたるみがある。

● 首から肩にかけて膨らんでいる。

● 背中に触れても背骨が確認できない。

● 肋骨を上から押さえるように触った時、肋骨が分かりにくい。

● 横から見て、胸から足の付け根のラインがまっすぐになっている。

● 腹部が極端に垂れ下がったり、横に膨らんでいる。

● ウエストが脂肪で膨らんでくびれが分かりにくい。また触れて骨盤が確認できない。

● 座った時に足の付け根がふっくらと盛り上がる。

● 動きが鈍くなった。

など

また一般的には、オスよりもメスのほうが太りやすい傾向にあると考えられています。さらに、避妊や去勢をした犬も肥満になりやすいと言われていますので、該当する場合は特に注意が必要です。

犬の理想的な体重

犬の成長はだいたい1歳〜1歳半頃でストップしますが、この時期の体重がその犬の「適正体重」の目安となります。

ただし、成長のピークを過ぎれば、犬も人間と同様に代謝が落ちはじめ、消費されない余分な体脂肪が体内に蓄積され始めます。この事も考慮し、体重の増加率が「適正体重」の約15%以内であれば、その犬の「理想体重」と判断して良いでしょう。しかし、それ以上であれば肥満という事になります。

しかしここで注意したいのは、成長期に1度肥満になってしまうと、脂肪の細胞数が増えてなかなか痩せにくい体質となってしまい、また、その後の理想体重の判断基準も難しくなるので、特にこの時期、犬の体重を定期的に測るなどして体重管理を心がけるようにします。