犬の病気 脳神経系の病気 椎間板ヘルニア

低血糖症

低血糖症とは、血液中の糖分が何らかの要因で低下し起こる状態を言います。
チワワマルチーズヨークシャー・テリアなどがかかりやすい犬種とされ、主に老犬に多く見られます。

低血糖症の原因

インスリンの過剰投与による分泌の異常反応や、寄生虫による感染などが考えられます。

低血糖症の症状

体が重いエネルギー不足になる事から、元気がなくなったり歩行時に体がふらついたりします。呼吸も弱くなり、重症になるとけいれんなどを伴う場合もあります。

低血糖症の治療

栄養のバランスの良い食事を与えます。また、ブドウ糖を含んだ点滴などで血糖値を上げる処置を行います。
寄生虫が原因となっている場合は、内服薬の投与などで駆虫します。インスリンが原因となっている場合は、その分泌を抑制する処置を行います。

低血糖症の予防

日頃から犬の食欲や体重の変化に気を配り、早期発見・早期治療を心がけます。