悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫(メラノーマ)とは、メラニン色素が腫瘍化して発生する病気で、主に口腔内の他、舌に指などにも発生します。色素沈着が起こりやすいイングリッシュ・コッカー・スパニエル、スコティッシュ・テリア、ボストンテリアなどの犬種が特に多く、また10歳前後の老犬のオスに、最も多く発症すると考えられています。
悪性黒色腫(メラノーマ)の原因
悪性黒色腫(メラノーマ)の原因は、紫外線を多く浴びる事や加齢などにより発症します。高齢の犬に多く発生するのは、自然治癒力や免疫力が低下した状態にある為です。
悪性黒色腫(メラノーマ)の症状
悪性黒色腫(メラノーマ)の症状は、口腔内の粘膜に黒色の腫瘍が現れ、それと同時に口臭やよだれ、出血などが見られる様になります。腫瘍が進行すると潰瘍状になる場合もあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)は
一度発症すると進行が速いため、確認された時点ですでに腫瘍がリンパ節や肺などに転移しているケースもあります。
悪性黒色腫(メラノーマ)の治療
悪性黒色腫(メラノーマ)の治療方法としては、腫瘍が骨まで達している場合は、外科的手術で骨まで一緒に切除します。また、わずか数ヵ月での再発率も高いので、術後も十分に犬を観察する必要があります。
悪性黒色腫(メラノーマ)の予防
悪性黒色腫(メラノーマ)の予防には、早期発見・早期治療が重要です。原因要素をなるべく取り除き、体質改善に努める事が大切です。